ディスクロージャー・デイ視聴

日本で公開したばかりですが飛行機内で見られたので勢いで書きました(ネタバレあり)

『ディスクロージャー・デイ』

https://disclosureday.jp/

『ディスクロージャー・デイ』大ヒット上映中。現代映画史の頂点を築き上げてきた巨匠スティーヴン・スピルバーグ。 『E.T.』(1982年)や『A.I.』(2001年)では監督、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)では製作総指揮など、50年以上に渡り、世代を超えて今なおファンベースが広がり続ける驚異的な名作の数々を生み出し、エンターテイメントの概念そのものを塗り替えてきた彼の比類なき想像力が再び未来へと解き放たれる待望の最新作。

最近VRChat以外の話題が続いていますが、出張中なのでしかたがありません。行きの機内で「ディスクロージャー・デイ」を面白く観ていたのですが、視聴後に色々感想を調べていると賛否両論なところがあったので、自分の感想を言語化しておいたほうがいいなと思いました。

以下、容赦なく話の核に触れたりするので観ていない人は引き返してください。そして観てください。

話の筋はありそうでなかったよねたぶん

長年地球外知的生命体について研究しつつ秘匿してきた組織の人間が離反し、この事実を全世界に公表するために苦闘する、というのが全体のストーリー。監督が「未知との遭遇」で知られるスティーブン・スピルバーグなので、なにかとこの作品は「未知との遭遇」と対比されて語られやすいんじゃないかと思います。

宇宙人と政府との接触はファーストコンタクトものにありがちの流れではありましたし、それを政府が秘匿しているというのはいわゆる陰謀論に触れるまでもなく多くのお話でよくあるものでした。しかしそれを実現するには大量の人間が専門作業に従事して秘密を保持しなければならないわけで、その観点が頭からすっぽり抜けていたので、個人的には盲点を突かれた思いでした。

この観点が頭から抜けていたのは、たいていこういうコンタクトをするのはアメリカ政府であり、そしてアメリカという国はマンハッタン計画からCIAのスパイ計画に至るまで、大規模プロジェクトを徹底して秘匿する能力がある稀有な国だから、という謎の信頼に負うところはあるかもしれません。

こういう情報開示をテーマにした他の映画は「スノーデン」とか、古いところだと「エネミー・オブ・アメリカ」とかがありますね。

いろいろ荒はある、でも好き

レビューは否よりの賛否両論、といったところで、これはなんとなく理由がわかります。アクション要素はそこそこありつつもそれぞれが大味なので、そういう要素を期待して観た人からは肩透かしを食らった感じがあるのでしょう。主人公が納屋から逃げ出しつつ車を奪うところなんて、あんなにがさがさ音を立てて移動しているので見つからないはずないのでは?と思ったりはしました。

でも私はスピルバーグ作品でそんな緻密なアクションを求めていないんですよね。この映画は宇宙人が本当にいるのだということを知ったとき、人々は果たしてどんな反応をするのか、どうその現実を受容するのか、というところのほうがより焦点があたっている感じがします。主人公グループは人類はこの事実を受け入れられるはずだと信じて行動し、ウォーデックス社側はそのような事態は混乱をもたらすと信じて行動していて、まあどちらの論理も間違ってはいないのです。

そういった意味で事実を知らされた(知りかけた)一般人としてジェーンやジャクソンの描写はより大事になってくるのかなとも思いました。特にジェーンは地球外知的生命体はキリスト教信仰を破壊しうるか、という観点からも大事な役割を持っていましたね。なのでもうちょっと色々葛藤があっても良かったんじゃないかなとは思いました。

最後の放送局のシーン、ああいうふうに職業人が危機が迫っても自らの役割を全うしようとするのに私はめっぽう弱いです。あそこだけ何回でも観たい。

総じて、いろいろなレビューの意見の気持ちはわかるのですが、個人的には好きな映画かなという評価です。

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