この前、有名なワールドクリエイターの"DrMorro"氏が制作した"Ritual"というワールドに行きました。

Ritual （v․1․3） by DrMorro #VRChat #MadeWithVRChat https://vrchat.com/home/launch?worldId=wrld_d2aad3fe-5d0f-45fc-9778-68c497dc5a5f

氏のとんでもない過去作である"Organism"や"Epilogue"は訪問済です。これまでのワールドでは、(おそらく旧ソ連生まれの)ある一人の男性についての物語が語られてきました。どれも雪原を彷徨うような寂寥感を感じるワールドです。生命の気配は感じず、コンクリート造の建物が大地を覆っていました (まあ仮想空間なので、実際の大地の存在というのはあいまいですが)。
名前に反して、ワールドには「有機体」が完全に欠落していたのです。

今回のワールドでもそういう感覚だろうと思っていたので、有機的なものがあふれるこのワールドにはとても驚きました。ただ注意してほしいのですが、有機的なものがあふれているというのは生き物とは限らない、ということですね……。

いまにも動きだしそうなグロテスクな物体が待っています。

目のあるなにかはこの世界の不快感を象徴しているかのようです。空は青くなく緑で、まるでサルバドール・ダリの絵画のようです。

やっと青い空を見つけた！と思ったら……ただの青い表面でした。この世界では、意味というものを求めてはいけないのかもしれません。

まだ1章と2章を見たばかりです。全部見て回りたいのですが、ここにいるためのエネルギーが残っているかは自信がありませんね……。